2008/08/31

セリーヌ・フォレスティエ



秋のばらの時期を迎えました。

夏のバラは、本当に過酷な暑さを反映して、花びらは少なく、サイズも小さく、色は薄くという、

まったく、やる気のない咲き方なんですが、

ようやく「本気出していきましょうか?」と言ってくれる季節になりました。

実は、ウチの住人たち、ほとんどが一季咲き。

つるバラってそうなんです。日陰の庭の宿命ですね。

せいぜい、かえり咲き程度。

だから、秋のバラっていっても、秋まで返り咲いたって言う感じ。


そんななかで、トップバッターで本気モードのバラを咲かせたのが

セリーヌ・フォレスティエです。

いつ見ても、違う花なんじゃないかと思うほど表情が変わります。

春の咲き方、秋の咲き方、色、ぜんぜん違います。

たぶん、このバラを育てている人はみんな、好きな時期というのがあるんじゃないかな。

私は、秋の色濃いのがすき。

なにか、木漏れ日の中に燈った明かりのように見える。

温度さえ感じられるようです。

ピンク色のつぼみが開いて、赤い色を表面に刷いた黄色は、花びらが開いていくに従い薄くなっていきます。最後はほとんど白いクリーム色となってしぼんでいきます。

まるで、綿菓子が時間がたってしぼんでしまうような。

夢の終わりを告げられる時が来る。


もっと、たくさん咲かせて欲しいところですが、どんなもんでしょう。

肥料やりすぎても咲かないタイプに見えるので、この冬の元肥は・・・

そうやって迷う時間もまた幸せ。

2008/07/21

カラメラ





遅咲きのカラメラ君

美しいし、香りもいいし

青春真っ只中って感じ。

クラブ活動ですっかり真っ黒。

試験の成績はがっくりで、お父さんに「もうちょっとでいいから、どうにかしろ」

と、言われたとか言われないとか(笑)

最近、彼女が出来たらしいです。

さして、美人じゃないけど。しっかりしている子で、

「がんばって」と声をかけられると、少々だるくても走ってクラブに行ってしまうような。

オイ、クラブかよ!ってツッコミが入るんですけど。

彼女に見られていると思うと、前向きに頑張れる自分がいるので、

自分をそんな風にしてくれる彼女のことを素直にすげーなと思っていたりして。

ちょっと、普通のラブラブって言うのと違うけどね。


それなりに、青春!

2008/07/13

パット・オースチン





なんと、ついに手に入れてしまいました。

パット・オースチン

先ごろお亡くなりになったオースチンさんが、奥様の名をつけたバラ

カッパーオレンジといわれる独特な色。

温度を感じるオレンジですね。

流石にオースチンが自慢するだけはある。

丈夫で花つきがいい。

花あしが早いのはちょっと惜しいけど。

わが日陰の庭にやってきて早々に花をつけてくれて、ちょーうれしいっす。

いま、返り咲きをぽちぽち

暑いので花も小さくて、すぐに散ってしまうけど。

貴重なオレンジ色です。

2008/07/01

スマイルふくやま





市の花はバラ

ということで、市の名前が付いたバラもいくつか作られています。

この、スマイルふくやまは、ミニバラということもあり、市内でよく売られています。

かわいいピンク。ミニにしては大きい花です、綺麗な形をしてますね。

ゆっくり開いていくんですが、最後はあっという間に平咲きになり、これが、同じ花?

と、言いたくなるくらい。印象が変わります。

全体にピンクだったと思ったら、開いてみると花びらの先のところだけがピンク。

葉は、綺麗な照り葉。

黒点病に弱いのが玉に瑕です。

2008/06/15

トレンディ


セントラルローズのミニバラ
トレンディです。

なんでしょうか、この激しく乙女な雰囲気。

ピンクがとても乙女チック

この花びらの多さがアンティークっぽいです。


房咲きなので、一本枝を切るとそれだけで花束のようです。


葉っぱは明るいグリーン

風通りを気にしてあげないと、ウドンコ病が多少出てくるようです。

でも、結構丈夫なようです。



ミニバラの上手な育て方のコツを一つ

水切れに弱いので鉢の下に受け皿が要ります。

たぶん地植えでうまく育たない理由はそこかも。

ミニじゃないバラは、地植えだと、水遣りはいらないけど。ミニは別。

2008/06/10

セリーヌ・フォレスティエ






咲きました

でもちょっと、違う印象。

綺麗に花びらが巻いてますね。

今年初めての花は、きちんとした咲き方を装ったのかもしれません。

しかし、結局今年の春は雨が多くて、綺麗に咲ききる前に花びらが痛んでしまいました。

雨に弱いみたいです。

それだけ繊細な花びらなんでしょう。

茎もごつくなく、葉も小ぶりでやわらかい緑。まるでサラダ菜。

風に揺れる様は、和風ともいえます。

今だけかなあ。

これからもっと枝数が増えてきたら自己主張するのかなあ。

背丈は、ゆうに2mこえてますが。




「・・・・でかくてすみません・・・・」

「地道に返り咲くつもりです。よろしくおねがいします。」

恐縮するのはこっちのほうなはずなのに。

シャイなセリーヌさんは、頭をぺこぺこ下げるんです。。

2008/05/26

ザ・ピルグリム





黄色のイングリッシュローズ

ザ・ピルグリムです。

新入りです。

なんとなく、軟弱そうに見えたのですが、ひょろひょろすることもなく、花をつけてくれました。

この、花びらがぎゅっと詰まったところが、流石ってかんじ?

花が重くて、下を向いてしまうのがもったいないです。

そして散るときは、一気にばさっと音を立てて散っています。

株はまだ小さいのですが、これから大きくなるんでしょうか・・・心配

2008/05/20

日陰のガーデナー妄想編、美の競演

チャイコフスキー氏です。


フレンチ・レース女史です。




チャイコフスキー氏は、とても堅物。

英国紳士の趣。

レディーことフレンチ・レースと時候の挨拶など交わしていると

時間に任せて、話に熱がこもります。

今日の話題は、「美」について

磨き上げられた「美」のすばらしさを説くチャイコフスキー氏にたいして

あるがままの「美」について言及するレディー

どちらが優れているか、優越つけがたい事柄ではありますが

チャイコフスキー氏の熱弁を、レディーが上手に聞き流しているところを見ると

レディーの大人なところが一枚上手

「チャイコフスキーさんは、学者肌よね。とても探究心にあふれていると思うわ。

だけど、〝美〟に完璧なんてありえないじゃない?

きっと到達できない場所だからあこがれてしまうものなのね」


チャイコフスキー氏は、今朝も「目玉焼きの焼き方が違う」と文句を言っております。

うるさいなあ(笑)

2008/05/18

ネプチューン・オプティマ

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去年は、また株が小さかった上に、うどんこ病だの、黒点病だのに負けて、

花もかろうじてって感じでしたが、

我が庭の、ミニでは一番早咲きが

この、ネプチューン・オプティマです。

なぐらとか、たいぞーとか、関係ないですから(笑)

ミニバラ界のドン(?)セントラル・ローズのバラですね。

紫外線に当たると、花色が赤く変わります。

すると、株全体で見ると、いろんな花色があって、

本当に一つの株か!?ってぐらいバリエーションの花色が見られます。

うーん、写真でとると、蛍光みたいなオレンジ色が良く映らないなあ。

2008/05/14

ロココは美しい(妄想編)

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すみません、ウチのロココ、いい子でしょ~

ドラマ出演順調にさせていただいてますよ~

もう少しCMのお話も来てもいいのにねえ。

え?この前のCM?よかったって?そうでしょう~


今度、映画のオーディション受けさせるんですの。

いい役がもらえれば・・・

ええ、もちろん受かると思ってます。


それにしても、最近よく悪い虫が寄ってくるんですの。

ブロックしても、ブロックしても、次から次へと・・・

いえ、いえ、本人は、いたって平静ですがね。

こっちとしては気が気でないんですよ。

ある程度は、仕方ないんですかねえ。

でも、なんとかねえ。




ロココちゃんの女優業は順調。

元気もいいし。

ただ、マネージャーの私は気が気じゃないんですよ。

ええ、もう娘のようなモンですからね。

2008/05/13

ゴールド・バニー

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金ウサことゴールド・バニーがピークを迎えています。

外側の花びらはやや白っぽく、中心は濃い黄色。

花が開いていっても、色が薄くなることはほとんどなく。

微香とは言え、これだけ咲くとよい香りが辺りに漂います。

玄関を出て門に向かって歩くと正面に見えるので、朝から元気をもらうことが出来ます。

一季咲きなので、この時期だけなのが残念。


花びらがフリフリでゴージャスでしょ

葉の濃い緑色とのコントラストが美しいです。

毎年、元気に咲いてくれるけど、黒点病にかかったりして、手のかかるやつです。

まあ、株が大きいし枝も多いからしかたないですが。

見事に咲いたこの姿を見るためだったら、何だっていたしますとも。

2008/05/11

ジュリアが咲きました

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クライミング ジュリア (CL)
Julia's rose
咲き方:半剣弁咲き
香り:弱い
花径:10~15cm


去年新苗で購入。まだまだ枝数も少ないクライミングローズです。

花首が長く、切花としても使えます。

今のところ、特に育てるのに難しいとは感じません。多少黒点病に罹っていますが、ひどくありません。

絵の具の「きんいろ」って使ったことあります?

チューブから出したとき、コレのどこが金?って思ったことないですか?

そんな色。花芯の黄色が覗くとますます、その色を連想します。

紫のバラに黄色を混ぜると、こんな色になるかなあ。

花が開いていくに従い、色があせていきます。

あまりに不思議な花色に、うっとり見入ってしまいます。

最初に咲いた1輪は、職場に持って行って生けています。

暇なときは、ずっと見ています。見飽きない一輪です。

2008/05/05

ジュリアのつぼみ


ジュリア・ローズ

クライミングです。

一年前、新苗を購入して、初めてつぼみをつけました。

う~ん

つぼみからして、シックな色合い。

まだまだ、小さな株で枝も少ないのでたくさんは咲きませんが、これからが楽しみです。


ロココちゃんも、ゴールドバニーもつぼみがかなり膨らんできました。

きっと見事な咲きっぷりを見せてくれるでしょう。

わくわく、どきどき

2008/05/04

日陰ガーデナーの妄想・セリーヌ・フォレスティエ


キモッコウバラの美しさに見とれつつ

ロココちゃんに付く虫の駆除や

ゴールドバニーやミニたちの黒点病の見回りに奔走しています。

「あ、あの・・・・」
頭の上からか細い声が・・・・

「あの~」

頭の上からひょろりと長い首を伸ばしたスレンダーなセリーヌ・フォレスティエが声をかけてきました。

私「はい、どうかしました?」

セ「あの、その、なんて言っていいか・・・・」

コチラを見下ろしているものの、どうやら、大変な引込み思案のようです。

私「はい?なんでもどうぞ?」

促して、やっと一大決心をしたようです。

セ「あの・・・咲いてもいいですか!!?

私「あ?それは咲いてくれるにこした事はありませんが・・・?」

私「ひょっとして何か不都合がありました?あんまり、肥料もやってないし・・・」

セ「あ、いえ、たぶんそれは・・・。その、モッコウバラさんが、あまりに見事なので・・・・」

セ「自分なんか花数も少ないし・・・背ばっかり高くなって・・・」

私「ああ~、それは私が悪いの、モッコウバラの蔓を誘引した後にあなたを植えちゃったから。今年はモッコウバラが終ったら剪定して、あなたのスペースを増やすから」

セ「え、すみません。モッコウバラさんに申し訳ないような」

私「そんなことない、モッコウバラは古い枝を切り詰めたくらいがいいみたいよ。それに横に伸ばすより、上からしだれさせるの素敵だし。」

セ「すみません、わがまま言って。」

私「いえいえ、セリーヌさんが丈夫で、つい甘えてしまって、こちらこそすみませんでした。」

セ「ふう、よかったです。頑張って咲きますからよろしくお願いします」

私「こちらこそ、2年目だから花数が増えてすごくうれしい」

ほっとして、セリーヌもやわらかい笑顔を見せてくれます。のっぽのセリーヌは線が細いけど素朴な美しさです。

私「ところで、あなたのお隣さんのことなんだけど・・・・」


女同士、セリーヌとのおしゃべりはまだ続きます。

2008/04/29

事件簿 その七 「バラクキ被害」




バラクキハバチだか、バラクキバチだか、よく分からないのですが。(バラゾウムシ?)

ネットで見る限り、卵を産み付ける場所の好みが違うようです。

でも、針を使って幼虫を引っ張り出してみると、ハチの子のような感じです。

卵からかえったばかりだと、葉とつぼみの間辺りにいるようなので、そこで捕まえられるのですが、

すっかり茎の中に隠れてしまうと、上のつぼみや新芽を切り取って針で穴から掻き出さないといけません。

書き出した虫は、金魚の餌になりました。ご愁傷様です。


本当にやわらかい先端を狙ってくるようで、

多少固めのハイブリッド系、フロリバンダ系は避けられているようです。

そのかわり、ロココちゃんとマダム・アルフレッド・キャリエールはほぼすべての枝が被害を受けました。

ロココちゃんは、一つの枝先に複数のつぼみが付くので、

被害にあったつぼみだけを上手に取れば、脇の花が咲くと思います。

問題は、マダムアルフレッド・キャリエール・・・

花芽がまだ付いてないところでやられたので、今後どうなることか心配です。

あと、遅咲きで成長が遅かったカラメラ君も一部先端の芽を落とすことになりました。

でも、まあ、カラメラ君は元気だから。

きっと、新しい花芽をつけてくれるよね(涙目)

2008/04/27

今年最初のバラ

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やっと咲きました。

感動にむせび泣いております。

今年も早咲きのキモッコウバラです。

年々壁を占める面積が増えています。

この、ヒヨコ色がなんともかわいらしい。

天気の悪い、日当たりの悪い日に写真を取ると、絵にも言われぬ風情が漂います。

絵にかきたいのですが、花びらの数が多くて、途中でわけが分からなくなるのが常。

そして毎年、断念しています。

何か、いい手はないかな。

「絵の腕を磨けよ」

心の声がしていますが(笑)

「笑ってごまかすなよ」

心の声もうるさいモンです(苦笑)

2008/04/21

いよいよ、始動!

春がやってきました!

つるバラの誘引も、元肥のための穴掘りも、冬の剪定も

すべてはこの瞬間のため!

思えば、寒い冬でした。

すでに3年目を超えた、ゴールドバニーのつるをいったいどうやって収めれば良いのか・・・

枝の硬いロココちゃんは上にばっかり枝が行って、足元がさびしい・・・

フロリバンダのサラは、地植えにしてて元気がなく、鉢あげしてみたり・・・

悩みは尽きませんでした。


なのに!


更なるバラ苗購入!!!!!!!!!!!!



つい、お金と、ラベルの花色と、イングリッシュローズって言うこと意外なーんにも考えずに購入。

後で調べて、

「樹高、3メートル!?、つる!?」

どっひゃー!

やってもーたー


マダム・アルフレッド・キャリエール

ザ・ピルグリム

は、今のところ、鉢に植えております。(鉢以外に土地はない)

どんだけ伸びるんだか。

きっと、数ヵ月後に「どんだけ~!!」とまじ叫びしていること請け合い。


いや、まずは、元気に成長してくれることを願ってるよ。まじ。本当。皆イイ子(涙)



去年の春、新苗で購入した、つるのジュリアも初のつぼみが付きました。




今年も一番最初に咲いてくれそうなキモッコウバラ



一番元気なミニバラ ヘナ。



ミニなのにやたら背が伸びてます。


もう、わくわくですよ。