秋のばらの時期を迎えました。
夏のバラは、本当に過酷な暑さを反映して、花びらは少なく、サイズも小さく、色は薄くという、
まったく、やる気のない咲き方なんですが、
ようやく「本気出していきましょうか?」と言ってくれる季節になりました。
実は、ウチの住人たち、ほとんどが一季咲き。
つるバラってそうなんです。日陰の庭の宿命ですね。
せいぜい、かえり咲き程度。
だから、秋のバラっていっても、秋まで返り咲いたって言う感じ。
そんななかで、トップバッターで本気モードのバラを咲かせたのが
セリーヌ・フォレスティエです。
いつ見ても、違う花なんじゃないかと思うほど表情が変わります。
春の咲き方、秋の咲き方、色、ぜんぜん違います。
たぶん、このバラを育てている人はみんな、好きな時期というのがあるんじゃないかな。
私は、秋の色濃いのがすき。
なにか、木漏れ日の中に燈った明かりのように見える。
温度さえ感じられるようです。
ピンク色のつぼみが開いて、赤い色を表面に刷いた黄色は、花びらが開いていくに従い薄くなっていきます。最後はほとんど白いクリーム色となってしぼんでいきます。
まるで、綿菓子が時間がたってしぼんでしまうような。
夢の終わりを告げられる時が来る。
もっと、たくさん咲かせて欲しいところですが、どんなもんでしょう。
肥料やりすぎても咲かないタイプに見えるので、この冬の元肥は・・・
そうやって迷う時間もまた幸せ。
2008/08/31
セリーヌ・フォレスティエ
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